腸内環境が悪化すると免疫力が低下し風邪などをひきやすくなります。
また、便秘・下痢、お肌のトラブル、イライラ、口臭・体臭などの原因にもなります。
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腸内環境と免疫力
免疫機能は全身にありますが、
特に腸内に集中しているといわれています。
日常、呼吸や飲食する際、細菌やウイルスなどの
病原体も一緒に体内に入ってきます。
それらの病原体は消化管をとおり腸内に運ばれ、
腸の粘膜から体内に侵入しようとします。
腸は、体内にある臓器ですが、体外と同様、色々な病原体と接触する機会が多い場所です。
その為、それらの病原体を体から排除するために、腸には免疫機能が集中していると考えられます。
腸内環境を決めるのは、腸内環境のバランスです。
腸内環境が悪いと免疫機能がうまく働かず細菌やウイルスが侵入したとき防ぐことができません。
腸内には多くの細菌がいて、善玉菌、悪玉菌、そのどちらか優勢な方につく日和見菌の3つに分けられます。
善玉菌は、ビフィズス菌や乳酸菌など、悪玉菌はウエルシュ菌、ブドウ球菌や大腸菌などです。
腸内環境のバランスは、善玉菌20%、日和見菌70%、悪玉菌10%が理想だと言われています。
腸内環境を整える食品
食事内容により腸内環境は大きく変化します。
腸内環境を整えるために次のような食品を意識して摂取しましょう。
● 不溶性食物繊維(ごぼう・さつまいも・きのこ類・大豆・玄米など)
・水分を吸収してふくらむため腸が刺激され排便を促します。
・有害物質を体外へ排泄したり、糖質、脂質の吸収を穏やかにしたりする役割があります。
● 水溶性食物繊維(こんにゃく・きのこ類・野菜・海藻・果物など)
・水にとけると粘度が増して、腸内をゆっくりと移動し腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、
・有害物質を体外へ排泄するのに役立ちます。
・糖質・脂質の吸収を穏やかにし、血圧上昇を抑えたりする働きがあります。
● プロバイオティクス(みそ・キムチ・ヨーグルト・納豆・ぬか漬けなど)
・生きたまま腸に届く善玉菌やそれを含む食品のことを言います。
● プレバイオティクス(海藻・きのこ類・はちみつ・野菜・果物・こんにゃくなど)
・腸内細菌のエサになり、善玉菌の増殖をうながす成分・食品のことを言います。
・水溶性食物繊維やオリゴ糖などです。
朝食は特に大切
朝食は体内時計のスイッチになりますので、免疫機能もスイッチが入ります。
さらに朝食を食べると「胃・大腸反射」が起きます。
起床時や空腹時間が長く続いた後にとる食事(朝食)で特に起こりやすく、
食べ物が胃に入ると胃が刺激され、大腸が反射的に動き出します。
よって、排便が起こりやすくなり毎日の排便リズムが作りやすくなります。
まとめ
1. 朝食をしっかり食べる。
2. 腸内環境を整える食事を心がける。
3. 水分をしっかりとる。
4. 朝食後の排便リズムをつくる。
5. 運動して腸の動きを刺激する。
腸内環境を整えることで、今より健康できれいになることができます。
風邪予防には、外出時のマスク、十分な睡眠、手洗い・うがいなども忘れずに行いましょう。
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