薬局業務の紹介~在庫管理について~

こんにちは!サカエ薬局です!
調剤薬局での業務は処方箋をお受けし、調剤、監査、服薬指導がメインですが
そのほかにも店舗の管理業務や、組織運営としての人事異動や採用活動、かかりつけに係る業務や地域活動など
今は円滑な指導のため、あるいは地域での活躍の場を広げていくため、指導以外にも多くの業務があります。

今回はその中で主に店舗の管理業務の一つ、在庫管理業務についてご紹介いたします。

在庫は少ないほうがよいのか多いほうがよいのか

前提として(お薬の)在庫があれば急な処方箋の受付増加や、「ここへ来ればお薬が必ずある」といった患者さんへの
安心感につながります。この機会損失をなくすことや、患者さんへの安心感の提供になる。
これが在庫を多く抱えておくメリットになります。

しかし一方で、過剰な在庫は管理を複雑にしたり、探す手間が発生させたり、あるいは薬価改定時には購入時に比べて
金額が下がってしまうことが多くあるため、持っているだけで資産が減ってしまうことになります。
そのほかに期限切れや経過措置をむかえて使用できなくなるなど在庫を抱えるデメリットもまた多くあるのです。

そのため店舗における管理としては「必要十分の適正な在庫を維持する」ということがポイントとなってきます。
適正在庫を維持するために必要なことは主に以下の2点です。
①過剰な入庫を避けること
②不動在庫を抱えないこと
そしてそれらの管理にできるだけコスト(時間、人件費)をかけないことも実は合わせて重要です。
在庫管理は対物業務であり、より対人業務に時間をかけていきたいからです。

サカエ薬局での在庫管理

サカエ薬局では全店で採用の在庫管理システムを用いて、それらを解決しています。

システムに各薬剤の必要在庫数量(発注点)を設定し、発注点を下回った薬剤のみを購入
するようにしています。
不動在庫は同じくシステムに設定された期限を超えると不動在庫として抽出ができます。
不動在庫は在庫本部へ送り、在庫本部がもっとも適正な(動きのある)店舗へ再配置を行うことで不動在庫を
無駄なく使用することができるのです。

とはいえいつも予約の患者さんばかりがお越しになるわけではありません。
長期休暇前などはその日限りの県外の処方箋も増えますし、院内の薬局と異なり特定の採用品目だけが
処方されるわけでもありません。(2,3回だけお試しで処方をしてみてその後はとまるケースも。。)
そのためいつも理想の状態が維持し続けるのは難しい部分はあります。
(特に臨時でご利用される方が多い店舗や、季節性のある商品など)

しかし自動化できることを自動化しておくことで在庫管理業務へのハードルを低くし、
日常的に在庫を適正な状態になるように管理業務に入れ込むようにしています。

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